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prologue
男が二人。片方は裸でベッドに寝転んでいる。片方は出掛け支度をしていた。
「今日どっちだ?」
黒い携帯電話を開いてゾロは答える。
「俺じゃねぇ。ターゲットは男の……どこだこれ…西か?」
「場所は聞いてねェよ、っつうかテメェに位置なんざ聞かねーよ」
モバイルは綺麗な弧を描いて部屋を飛んだ。受け取って、それはジャケットのポケットの中へ。
やれやれと言わんばかりに溜息をついたサンジは家の鍵を持って外に出た。
そして部屋には誰もいなくなる。
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