[おやすみ、そしておはよう]
「あーあ、寝たよ」
胸に落ちている頭はすうすう寝息を立てている。ここまで寝起きが悪いとは知らなかった。これでは子供よりひどい。
以前、電話をかけたときも寝惚けていたがあのときは割合良かったほうらしい。名前を言うだけで飛び起きた。緊張感が無くなったのだろうか。だとしたらいいことだ。
サンジに好きだと言うことに無理がないならもう泣いたりしないだろう。
あんな苦しい涙を見るのは、もう嫌だった。
完全に体を潰されては台所に立つこともできやしないので手慰みにピアスを鳴らしてみたがゾロが起きる様子もない。右手の煙草を吸いながらサンジは思う。
遅い朝飯は和食にしようか。白米と味噌汁。卵焼きや煮物なんかもあるといい。
ゾロが好きそうだ。